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2019年9月に国連で採択された2030年までに達成する国際目標「SDGs」(Sustainable Development Goals)。

SDGsは、17つのゴール(目標)と169のターゲット(達成基準)から成り立っています。

SDGsは、先進国から途上国までが普遍的に取り組む世界共有の物差しで、持続可能な社会を実現するための重要な指針です。

日本も国際社会の一員として、企業や個人でSDGsに取り組む中で、仕事の関係や就活のためにSDGsを学ぶ人が増えており、様々な資格制度もできております。

ここでは、SDGsの知識取得を目的として各団体が運営する資格制度を分かりやすく比較・紹介します。

SDGs資格の現状

現在、例えば企業向けにSDGsのコンサルティングを行ううえで必要な国家資格はありません。現在いろいろな団体がそれぞれの考え方に基づいて資格を設定しており、ある意味で乱立した状況です。

SDGsの資格を取る目的

SDGsの国内での注目度が日に日に上がっており、資格取得のニーズも高まっています。

資格取得の目的として考えられるものは以下の通りです。
①<企業経営者>SDGs経営を始めるにあたってSDGsの理解を深めたい。
②<企業担当者>SDGsの取組を推進する中で、実務の面でSDGsに精通し、仕事に生かしたい。
③<就活生>今後企業内においてSDGs取組が進む中で、SDGs資格取得をライバルに差をつけたい。
④<自治体担当>地域でのSDGs推進担当となったので、専門的な知識を身に付けたい。

主なSDGs資格

今回ご紹介するSDGs資格は以下の5つです。このサイトでは、様々な切り口からSDGs資格を比較していきます。

①一般社団法人SDGs推進士業協会  
②N-Academy/SDGs@ビジネス検定講座
③StartSDGs
④国際SDGs推進協会
⑤一般社団法人SDGs大学認定資格

総合比較

資格運営費用受験日合格点合格率、数難易度ステータス
SDGs推進士業協会  5,500年3回70点35%、320名
N-Academy3,300随時80点90%、多数
StartSDGs285,000年1回なし全員、558名
国際SDGs推進協会60,500随時なし全員、300名
一般社団法人SDGs大学8,800月3回なし全員、毎回
100名

詳細解説

<SDGs推進士業協会>

一般社団法人SDGs推進士業協会(大阪市)が運営し、「SDGs検定」と呼ばれてます。

税理士・弁護士などの資格取得を意識した運営になっており、費用が安い割にそれなりのステータスがありますので、会社経営者・SDGs担当・会社員・大学生も含め幅広くおすすめできます。

試験は、2月・6月・11月の3回で試験の1~2ケ月前から申し込みが可能です。

参考図書として3冊の案内があります。試験内容は、マークシート形式で90分でSDGsについての知識とそれを理解したうえでの応用力が問われる内容で一定の準備が必要です。

関西大学が協賛しており、学術的な裏付けもあります。

<N-Academy>

eラーニング専門企業のデジタル・ナレッジ社が提供している講座です。

講義時間が27分30秒で合格するまで何度でも自分で受験できるなど、簡単に資格をとれるので「SDGsの基礎を学びたい」「何だかの資格をすぐにとりたい」という人にはおすすめの講座です。

講座が示す対象は、中小企業経営者・税理士などの士業・一般社会人・大学生となってます。

内容は、単元ごとに学習し、各単元終了後の確認テストから試験問題として出題(全体60問、48問で合格)されるので繰り返し学んでいけば必ず合格できます。

合格証はWEB上で配布される(紙では配布されない)のが若干物足りないですが、費用の安さや手軽さを考えればOKだと思います。

(受講者の声)
SDGsのバッジを着用しているが、お客さまから質問された際に上手く答えられず困っていたので受講してみてよくわかりました。今後は、検定での知識を使って説明できそうな気がします。検定取得をお客さまや会社にアピールできるのもいいですね。

<StartSDGs>

株式会社グローバルイノベーションズ(東京都港区)が運営するSDGsの専門講座です。

約5ケ月間にわたる講義とプレゼン実施で認定証が発行されます。

金沢工業大学の平本督太郎氏がビジネス向けプログラムとして監修し、SDGsのビジネスへの落とし込み方を学べるプログラムとなっております。

SDGsの資格の中では、ずば抜けて費用が高いのが特徴ですが、講師陣やテキスト・講義内容ともそれだけ充実しており資格としてのステータス・信頼度が高くなっております。

合格者には、SDGsビジネスのプロとしてCSV(社会との共生)経営・ビジネスの講師・コンサルティングとして他者へのサービス提供が可能になるとのことです。

SDGsのコンサルタントとして実績のある層も受講しており、費用に見合う効果は期待できると思います。

(合格者の声)
7月~5ケ月間の講義と最終プレゼンも終わり、StartSDGsビジネスマスター認定証・上級コース終了証が届きました。これからは身近な所からSDGsを広めていけるよう勉強と実践を進め目標達成に向けて頑張ろう!

<国際SDGs推進協会>

一般社団法人・国際SDGs推進協会(大阪市)が運営する「SDGsアドバイザー資格認定講座」です。

ビジネスコースに加えて、費用が安く学生から学べるコースもあるので、目的に応じた受講が可能となっております。

同協会は、女性活躍からお坊さんのSDGsなどで面白い企画があり、資格取得後コンサルタント間の交流も多いと聞いてます。

費用は手ごろで内容もしっかりしており、費用とパフォーマンスのバランスがよいので、おすすめです。

<一般社団法人SDGs大学>

一般社団法人SDGs大学が運営する講座で、三輪昭子学長他が講師を務めます。

合格者を「カタリスト」(英語で触媒という意味、「語る人」意味合い)とするのが特徴です。

その名前の通り、大学の授業の一環で資格取得するスタイルで、一番「お勉強色」が強くなっております。

講座は、すべてZOOM開催で受講料(8,000円)を予め払うとZOOMのアカウントとパスワードが送信され、約3時間の講座を受講すると「カタリスト認定証」が郵送されます。

通信講座感覚で受講する気持ちでの受講をおすすめします。就活を前にして、今後企業が求めるSDGsの知識をつけたい学生を中心に検討いただくとよいと思います。

最後に

SDGsは、残すところ10年弱。行動の10年と言われています。

SDGs未来都市を中心とする自治体や上場企業の9割以上は既にSDGsを事業に組み込み、今後は、中小企業でのニーズが高まることが想定されてます。

SDGsの資格取得は、SDGsを学び、実践する起点となるので、皆さんチャレンジしていきましょう。